
2020.04.15
【台湾現地から】新型コロナウイルスの規制と対策。
現在、COVID-19の状況が安定している台湾。
現地メンバーと話した中で、どのようなルールがあり、どう変わり、守ってきたのかピックアップしました。
今では日本でも普通に見聞きする内容も含まれていますが「いつ始めたのか」「どれくらいの人がちゃんと意識していたか」とても重要であることのひとつの結果でもあります。
身近な人や有名な人が実際に罹患した例を聞くことも増えていますが、日本でも周知されている新型コロナウイルスの予防策は守る&極力自宅に居ることはもちろん、この台湾のルール、筆者個人としても参考にし可能なものは取り入れたいと思います。
※全ての有効性が明確になっているものではないと思います。あくまでも参考情報ということでご了承ください。
以下、現地から。2020年4月14日の情報です。
台湾ではこれまでに約400例の新型コロナウイルスが確認されており、コロナを防ぐために従うべきいくつかのルールがあります。

01. コロナウイルスの新しい患者に接触した人や海外から来た人は、14日間続く自己検疫を行います。
流行が始まって以来、台湾政府は重要な問題と認識し注意を払ってきました。中国からの入国者は2月1日以降、韓国からの入国者は2月24日以降、隔離措置を順次発表し、3月21日から入国者全員が14日間の自宅隔離措置を遵守しなければならないことを発表しました。
02. マスクを正しく着用してください。
これは着用方法だけではありません。
適切な管理により、ほとんどの人がスムーズにマスクを購入できる状況をつくりました。また、最初は屋外で着用する必要性に関して言及はなかったですが、その後、流行の程度に応じて徐々に屋外でも着用することをお勧めするようになりました。
03. 顔、目、鼻、口をタッチする前に手を洗いましょう。
流行が始まって以来、毎日様々なメディアで発表されているので、今もみんな気をつけています。
04. 会議中はものを食べないようにしましょう。飲み物にもカバーが必要です。
05. 人混みの場所に行くことは避けましょう。
3月25日から、100人を超える屋内または500人を超える屋外での集まりは、一時停止を提案しています。しかし、4月上旬の休暇中には多くの人が墾丁などの景勝地を訪れました。幸いにも、それらは多くの感染を引き起こしませんでしたが、4月10日以降、観光スポット、遊び場、夜市、寺院への訪問規制などが始まりました。
06. 安全な距離は屋外1メートルと屋内1.5メートルです。
3月末以降、図書館などの公共の場で梅花座(梅の花の席、「座席の間を1つあけます」と言う意味です)の実施を発表。レストラン、喫茶店、映画館など一部の店舗も協力し始めています。またこの梅花座は最近、学習塾でも導入されています。
07. 公共機関、施設での体温確認
4月1日から、公共交通機関の利用やいくつかの場所、施設では体温を測定し、問題ない場合のみ入場、乗車ができることになりました。もちろんマスクを着用する必要があります。
過去に発生したSARSの経験から、私たち台湾の人々は非常に警戒心が強く、台北101などの多くのビルや民間組織が同じアプローチを取っています。
08.公共交通機関での飲食禁止
4月5日から、台湾新幹線や鉄道などの公共交通機関の車両内での飲食を禁止。また各種飲食物の販売も中止しています。
09. 病気を感じ、医師の診察が必要な場合。マスクを着用しこれまでの旅行履歴、連絡を受けた人、一緒にいた人、職業について教えてください。
10. 症状が疑われる場合は、ホットライン「1922」または「0800-001922に」電話してください。
台湾では、このアクションが有効に機能しており、コミュニティの感染拡大、多発を防いでいます。